岩城の履歴書  (47)価格を決める難しさ

京セラの稲盛和夫さんは経営において最も重要なことのひとつが値決め(価格を決めること)だと言っています。
 
ビジネスをスタートするときに価格設定にはとても悩みました。
 
価格は一度決めると変動させるのがとても難しいからです。
 
値下げは今すぐにでもできますが値上げはそう簡単ではありません。
たったの1円だとしても値上げすることは難しいのではないでしょうか。
なぜ難しいのか。それは「値上げをするにはそれなりの理由が必要になるから」です。
 
お客様や世間が納得するような「理由」が必要になります。
 
そしてその理由が納得のできるものなのか、厳しい判断をされます。
例えばこのような経験をしました。
 
小売業時代、「毎週火曜日はお客様還元セール」と銘打ち、5%OFFの企画をやりました。
 
最初はものすごく集客ができるため大成功だと思いました。
 
しかし時間が経つごとに、火曜日にしかお客様が来ないという現象に変わっていきました。
 
またある美容室では新規顧客獲得のため「新規会員様はカラー半額」という企画をスタートさせました。最初は良かったのですが、ある顧客からクレームがありました。
 
私は何年もここに通っていて割引もないのに新規の方は半額なの?と。
 
このようなケースはいずれも値下げです。
 
ある建設業の下請け会社では消費税増税のタイミングで値上げをしようとしましたが、元請けがそれを了承してくれず結局、増税分すらも値上げすることができませんでした。「ずっと取引しているんだから増税分の2%くらい何とかしてよ」と言われただけでした。
 
また別のパソコン教室では初回無料で2回目から1時間3,000円という設定をしました。
無料で足を運んでくれる方は増えましたが、結局2回目につながるお客様はほとんどいませんでした。
 
無料で集客するのは簡単な方法ですがそれ(0円)がベースとなり、次回から3,000円を払う価値があるのか?という厳しいハードルが生まれます。
 
これらのケースはある意味、値上げの難しさと言えるかもしれません。
と、このようにいくつも色んなケースを見てきたので価格設定する際には長期的に見て、あらゆる角度から考えていきました。
 
 
▶︎▶︎To Be Continued
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホームページはこちら 
YouTubeチャンネル

最近の投稿

岩城の履歴書 最終回

岩城の履歴書 最終回

ちょうど一年前から毎週『岩城の履歴書』を書いてきましたが今回で最終回とさせていただきます。     創業してからの4年間、毎週Facebookページへブログ投稿してきました。   拙い文章でしたが本当に多くの方がお付き合いくださりとても感謝...
岩城の履歴書 (50)初めてのセミナー開催

岩城の履歴書 (50)初めてのセミナー開催

起業して初めて開催したセミナーは自作でチラシを作成し、2ヶ月くらいの期間をかけて顔見知りに配りまくりました。   友人、過去の同僚、親戚、見境なく必死で集客しました。   その結果、参加者は10名。   ほぼ全員が以前からの知り合いでした。...
岩城の履歴書 (49)社名を考える

岩城の履歴書 (49)社名を考える

弊社の社名はロジカルマネジメントと言います。   そのまま訳すと『論理的な経営』となりますが、実は全く違う意味でこの社名にしました。   まず、ロジカルとは論理という意味です。   物事を論理的に考えることは大切です。相手に頭で理解してもら...
岩城の履歴書  (48)同じ志を持った人との出会い

岩城の履歴書  (48)同じ志を持った人との出会い

起業するまでの約1年間、ほぼ毎日近くのカフェに通い勉強していました。   そのカフェには僕と同じようにほぼ毎日同じ時間に来ているひとりのスーツ姿の人がいました。見るからに真面目そうな30歳代の男性。その人はいつも分厚い本を開いて勉強していま...
More