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ビジネス視察 アメリカ編
(ポートランド・サンフランシスコ・シアトル)

2018年10月15日〜21日
アメリカの最先端ビジネス、高付加価値ビジネスを視察してきました。

◆シアトルのスターバックスコーヒー世界最大の焙煎工場と創業店舗
 →世界中からファンが集まっていました。1971年にアメリカのシアトルで創業したスターバックス。サードプレイスという考え方は有名ですが、地域の文化との交流もとても大切にしています。日本でも目黒にロースタリーがオープンしましたが、日本文化である「和・紙・木」をふんだんに取り入れた造りになっています。地域住民だけを招いたイベントなどもやっており、地域を大切にする考え方が伝わってきました。そんなスターバックスの考え方に共感する人がファンとなり、世界中からこの聖地へと集まっていました。

◆Amazonの無人コンビニ『Amazon Go』
 →アプリをダウンロードしクレジットカードなどの情報を登録すれば入店できます。そして欲しい商品を持ち、ゲートをくぐるだけで即座にクレジット決済されます。天井には無数のカメラ。陳列棚には無数のセンサー。それらで入店した顧客の行動追跡をしているそうです。
現在はまだアメリカに数店舗ですがこの2〜3年で3,000店舗まで拡大する計画があります。このようにメガプラットフォーマーたちは最新のテクノロジーをフル活用して攻めてきます。私たち中小企業は何に特化し集中すべきかをより明確にする必要があります。

◆アメリカの食文化を変えたオーガニックレストラン『シェパニーズ』
 →こちらも世界中からファンが訪れ、アメリカで最も予約の取れないレストランとして有名です。地産地消を大切にし、食への考え方が素晴らしいと高く評価されています。創業者のアリスウォーターズはアメリカの食文化を変えた、と高く評価されています。

◆アメリカで一番若者が移り住む街『ポートランド』
 →約40年前は木こりと造船だけの街だったそうです。街全体をブランディングし、歩いて楽しい街づくりに長年取り組んできました。歩道を広くし、建物の一階部分はガラス張りでレストランやアパレルショップなどが並んでいます。通りにはパラソルやベンチがあり、そこで会話や食事を楽しんでいます。まさに歩いて楽しい街並み。そして多様性を大切にしている街でもあるので、新しい取り組みにも寛大です。だから若者が新しいチャレンジをするために移り住んでくるんだそうです。

◆高級スーパー『ホールフーズ』(昨年Amazon傘下となった)
 →オーガニック食材をたくさん扱っており、その陳列の仕方なども日本では見たことがないような展開とスケールでした。昨年Amazonの傘下となったので、Amazonではネットとリアル店舗でのビッグデータを活用した新たな展開をしていくことが予想されます。

◆サンフランシスコのライドシェアタクシー『Uber』
 →サンフランシスコ市内では一台もタクシーを見かけませんでした。走っていたのは「Uber」ばかり。日本では禁止されている個人の車を使用してのタクシービジネス。スマホで簡単に呼ぶことができ5分以内には到着します。支払いは登録しているクレジット支払いなのでもたつくこともありません。乗車後にスマホで5段階評価をします。そうすることで対応のいいドライバーが優先的に選ばれる仕組み。稼ぐ人は月間で60万円くらいの収入があるそうです。会社の収益は出ていないのでM&Aなどを模索中のようですがビジネスモデルとしてはとても面白い仕組みです。